ヒザの不調、体はとっくに「お知らせ」をくれてた

 10日ほどまえ、脱いだクツの左かかと部分がひどく深く削れているのを見て驚きました。右のクツの内側も、かかとの内側部の布がすり切れて革が見えています。「こんなに左に傾いて歩くクセは、なかったけどなあ」と、自分でも不思議なくらいでした。

 クツがこんな形にすり減っているということは、体を左の後ろに傾けて、右脚をかばいながら歩いているということです。心当たりはありません。最近とくに脚に負担のかかる動きはしていないし、お酒も飲まないので、酔ってぶつけたのを忘れている訳でもありません。

 それから3日ほどして歩いているとき、右ヒザの内側にすこし違和感を覚えました。このところの食べすぎと運動不足で、老廃物の排出がとどこおってるんでは?と感じていたのです。それが、ヒザに出たかと思いました。

 すぐになくなるだろうと考えていたのですが、3日ほど前に買い物に行ってしゃがんだとき、曲げた右ヒザが曲がりきらない。ヒザに何かたまっているようで、最後まで曲げようとすると痛い。「やっちゃったな」と、今度は少し重く受けとめました。
 
 そして、食べすぎと運動不足がはっきり形になったな、と思うと同時に、ハッと気づいたのです。「体は先に知っていたんだな」と。腫れるまえの「未病」の段階で、右ヒザの異常を体は察知して、それをかばう歩き方を私に無意識のうちにさせていたのではないか。

 「体は先に知っていた」なんて、うさん臭い話みたいですが、体がある種の「お知らせ」を顕在意識より前に出してくれるのは、実は私たちの日常生活でしばしば起きていますね。背筋になにか感じてふりかえったら、人が見つめていたとか。ある健康系の体験学習会でも、「現代科学では、細胞の1つ1つに意識と感情があることがわかっている」と教わった覚えがあります。

 今回のできごとは、からだが異常を感知して、顕在意識に「お知らせ」を出してくれていた、と解釈しました。

 私のレイキ施術を以前うけていた方にも同じようなことが起きたのも、すぐに思いだしました。60代後半のその女性は、会うたびに前かがみの姿勢が深くなっていて、友達からも「あんた、急に年取っちゃったわね」と言われたほどだった。

その人がある夜、おなかの激痛で救急搬送された。診断結果は尿道結石。それが治ってからまた、レイキを受けに来たのですが、見違えるほど背筋がのびています。

 「結石の痛みを知らずに我慢していて、そのせいでお腹をかばうように体が前かがみになっていたのだと思う」と、ご本人は解釈していました。そんなことがあるんですねえ、とみなで驚いたものですが、体には、顕在意識にうかばないまま対応する能力があるように思います。考えて見れば、免疫なんかの自然治癒力と同じことですよね。

 そしてもう一つ、レイキのありがたさについても、思いいたりました。このように自分の体の対応力について自分なりに気づいたのは、ふだんからレイキに親しんでいるからだろうなと。つねに自分の心と体に意識をむけるクセがついているからこそ、体の能力に気づけて感謝できたんだなと。こういう実績を積んでゆきたいものです。

 私はこんな体と心をあたえられて、生かされています。すべて無償です。宇宙に感謝です。

 神さま、仏さま、今日の気づきを、ありがとうございます。

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