日本の100年企業、3万7千社でダントツ世界一

日本が「いのち」の国なのは、さまざまなところに表れています。その一例が、「100年企業」です。創業から100才を超えた企業がいくつあるかを世界でみると、日本がダントツで世界一なのです。

日経BPコンサルティング・周年事業ラボの調査結果(2022年10月)によると、創業から100年を超える日本企業は3万7085社で、世界の100年企業全体の50.1%を占めてトップ。2位の米国は2万1822で29.5%にとどまり、1位の日本が20ポイント余りの差をつけています。

さらに、創業200年を超える日本の企業数は1388社で、世界の200年企業全体の65.2%を占めてトップ。ここでも2位の米国は12.4%にとどまり、日本はこれに53ポイント近い差をつけて、とびぬけた実績を示しています。

なお、世界で一番の長寿企業も、日本の企業です。大阪市にある金剛組という建設会社。創業578年で、聖徳太子が招へいした宮大工が設立したといいます。ちなみにウィキペディアでは、世界の長寿企業ランキングのベスト5社はすべて、日本企業になっています。

よく「日本は小さな国」という言い方を、とくに外国人の方々からお聞きします。その国が、100年以上も長生きしている企業を世界でもダントツ一番の多さで育ててきた事実に、日本人は正当な自信をもっと持っていい。そして、このような宇宙のよろこぶ国として、日本は大国なのです。

会社という存在にも「いのち」を吹きこんで育て続ける。長寿企業数で日本が世界一というのは、日本がそういう宇宙観の国なのだと、みごとに表している実例ではないでしょうか。

こうした数字に、もともと日本が「いのち」をどれだけ重視する国だったかが、リクツでなしに如実に表れていると、私は思います。

神さま、仏さま、今日の気づきを、ありがとうございます。

図1 創業100年以上の企業数と比率(日経BPコンサルティング・周年事業ラボの調査結果(2022年10月))

  企業数比率
1位日本3708550.1%
2位米国2182229.5%
3位ドイツ52907.1%
4位英国19842.7%
5位イタリア11821.6%
6位オーストリア6490.9%
7位カナダ5940.8%
8位フィンランド4740.6%
9位オランダ4670.6%
10位オーストラリア4250.6%

図2 創業200年以上の企業数と比率(日経BPコンサルティング・周年事業ラボの調査結果(2022年10月))

  企業数比率
1位日本138865.2%
2位米国26512.4%
3位ドイツ22310.5%
4位英国813.8%
5位ロシア381.8%
6位オーストリア341.6%
7位オランダ170.8%
8位ポーランド160.8%
9位イタリア140.7%
10位フランス110.5%
以上

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