最初の感動ーー健診7項目が正常値に

レイキを始めるのを戸惑っている方々に、私自身の初心者のときの実体験をお話ししましょう。これまで10年以上もレイキをつづけてこられたのも、その時々でさまざまな「いのちの感動」を経験してきたからです。そのごく初期、おそらくレイキで最初の感動とよべる体験を、お伝えします。

〈レイキ生活4か月で「奇跡」の健康回復〉

レイキを始める半年前、会社でうけた健康診断では、肝機能や尿酸値など8項目に「要注意」のチェックが入っていました。それが、レイキを始めてから4か月ちょっとで健診をうけたところ、数値は大幅に改善されていました。前年チェックの8項目中、7項目が正常値となり、新たに別の項目に「△」が1つついただけです。要するに、この年の「要注意」は1つ半のみでした。

 具体的には、貧血とガンマGTPに若干の標準値オーバーがそれぞれあっただけで、その他はすべて標準値でした。つまりは、痛風もすっかり治ってしまったのです。診断結果を説明するドクターが、この年のデータを前年のデータと比べて、「すばらしい!」といいました。前年には、この同じドクターから食事の改善やら適度の運動やら、いろいろと気をつけるよう告げられていたからです。その改善法を私が実行したと、この人は勝手に受取ったみたいでした。

 実は前年の健診結果とこのドクターからの注意を聞かされた後、しばらくビールのほかは、例えば大好きなジャコ(小魚)やサンマのはらわた、レバー(牛、豚,トリ)をやめたりしたけれども半年もつづかず、またもほとんどお構いなしに食べる生活に戻っていました。特にスポーツもせず、歩いて2分のコンビニまでもゲタがわりのミニバイクでいく生活でした。

だから、この年は改善どころか、前回よりさらに良くない数値がおそらく出ているだろうと、自分でかなり覚悟していたのです。あの同じ医者だったら、叱られちゃうなあ、くらいの気持ちで結果を聞きにいったので、この好結果は自分としては「奇跡の」がつくくらいの大逆転でした。

 ただし、前年の結果がでたころに軽作業のバイトを新たにをはじめたので、まったく家でゴロゴロして喰っちゃ寝え、喰っちゃ寝えの生活よりははるかに体を動かすようになってはいました。そこは確かにそうだけれど、8項目のうち7つがたった1年で健康地になるなんて!

あまりの予想外の結果に、最初は「へー、なんだろう?」と思っただけで、訳がわかりませんでした。しかし、しばらくして「もしかしたら…」と気づきました。「…1日10分だけだけど、レイキをやってきた成果か?」と。

〈半信半疑で、しばらくは不まじめだった〉

 裏をかえせば、レイキを始めたばかりのころは、毎日実践しながらも、頭のすみでは「こんなことしたってなあ」とバカにしていた面がかなり残っていたということです。レイキの効果など、まるで期待していなかった。だから「レイキのせい?」と思い当たるまでに時間がかかった。その後もしばらく、「レイキの効果でもあったのではないか」と、半信半疑のメモ書きが残っています。

 私は全然、マジメな受講生ではありませんでした。ファーストを受けた翌週にセカンドを受け(このときの学校では受講生の希望があれば金土日の3日間でサードまでまとめて教えていた)、受講時にはそれなりに小さな感動やおどろきもありましたが、だからといって日常生活にもどったあと、すぐに毎日レイキを実践するようになった、という訳ではありません。

 ファーストを受けてから2週間くらいは、家でも職場でもなにもしなかったように覚えています。しかし、職場の食事休憩のときにタタミの休憩室で寝ころべて、しかもいつもこの部屋は明かりをつけずにうす暗いので、どうせなら毎日ここで横になるたびに、自分で自分に手を当てれば習慣化できるな…せっかく高いおカネを払ったのにやらないのではもったいないな、くらいに考えてやりはじめたのです。

〈1日10分足らずで、おどろきの結果〉

 30分の休憩(この間も給料がつく)のうち、カンタンな食事でも最低10分はかかり、洗い場までエレベーターか階段で戻る時間も差し引くと、寝ていられる時間は15分がいいところです。受講時に講師から、「セカンド以上の受講生なら、全身12か所を各2分半の手当てになりますが、別に1分でもいいんですよ」という一言を聞いていたのが、良かった。

たった15分だけど、1か所に1分でいいから手を当てておこうと思って、気軽に実践を始めることができました。あの一言を聞いてなかったら、「1か所かならず2分半だから、目いっぱいやっても6か所しかできないな」と考えてしまって、実践する気にならなかったでしょう。

 そして、いざやってみると、暗がりのなかで、いちいち時計を1分おきに見て、手を当てるポジションをかえる、なんてことはできません。当然、「だいたい1分」の感じで、次のポジションへ手を移すことになります。実際には、頭部の最初である「両目~両ほほ」(つまりは顔面全部)と2番目の「両耳の前(こめかみ)」までか、せいぜい3番目の「後頭部」までで、眠ってしまいます。

4番目の「首の前部」は、最初のころはバカ正直に左右両側からそのままはさむように手を当てていたので、眠りかけるとすぐに手が首から離れてしまい、あまりしっかりと手を当てられていなかったように思います。その次の前身1番目「鎖骨の下」までやったことは、ほとんどなかったように思います。だから、毎日手を当てたのは、頭部のせいぜい3カ所です。時間にしてせいぜい10分だったでしょう。

 それでも、この健診結果にみるような目覚ましい効果が、明白に表れたことが(もちろん、バイト先の運動量や自分でも気づいていないその他の原因もあったかもしれないが。クスリは一切、飲んでいない)、レイキに対する信頼の最初の根拠となりました。

 まだなんだかわからないけど、とにかくレイキを始めたことは良かったみたいだな…とぼんやり思え、気づくとレイキの世界にはいっていたのです。

 以上

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