糸を引くようなダルさ、原因は血液の循環不全

 半身浴を実践すると、よく気づきが得られます。なんだか分からないけど体がすっきりしない、体の奥から、糸を引くようにグダーとした感じでだるい。そういうときに40分でも1時間でも湯舟につかってしっかり温まってみると、翌朝、目覚めたときにわかります。心身がかるい。体を動かさなくても、きのうまでモヤモヤとからみついていた「糸」がなくなったのがわかります。

 この「糸」は、私も経験しています。もう20年ちかく前の真夏、冷房のない作業場で朝から汗だくで働き、夕方前に帰宅して冷房をガンガンかけて酒を飲んで寝てしまう毎日でした。ある朝、起き上がろうとしても体に力が入らない。「糸」の最大級です。

 自分にムチ打つようにして出勤しましたが、昼の弁当を食べて横になったが最後、もう動けない。寝返りさえ打てません。時間をかけてなんとか体を動かして早退しましたが、あとで気づいた原因は「冷房病」。体を冷やしすぎたあげくの、血液の循環不全です。

 老廃物の排出と栄養分の供給ができずに体じゅうの細胞が悲鳴をあげて、体に強制的に作動停止を命じたのです。「熱中症」で倒れても全くおかしくない状態でした。いま思えば怖くなります。

 思えばそれより10年ほど前、別の職場と家でも冷房ガンガンの生活で、このときが、私の体には初めて経験する冷房依存の生活だったと思います。別のかたちでしっぺ返しがありましたが(別項)、糸をひくようなダルさの印象はうすいです。本格的な「冷え」の初期状態だったからでしょうか。

 とにかく、週になんどかでもいいから体をしっかり温める生活習慣を身につけることです。この習慣化は、人生の宝になります。

 神さま、仏さま、今日の気づきを、ありがとうございます。

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