職場で忙しい時間帯がつづくと頭も体も少しモヤ~としてくる、ということが以前、まれにありました。こういうとき、たとえば机につっぷして体をやすめる、というのは、実は最良の方法ではないのです。
体をうんと使った、疲れた、だから反対のこと、つまり体をやすめれば、体力気力を回復できるという発想は、どうも違うのです。私が自分で考えながら実践した結論です。以前には、私もふつうの人とおなじく、そのように考えていましたが。
医者にいわせると、疲労の原因は自律神経の乱れなのだそうです。自律神経を整えるには、血液循環を良くすることです。
私の場合、よくやっていた解決法は歩くことですが(別項参照)、次善の策として「練気」もあります。休憩時間が短かったり、外を歩きまわるのがしにくいとき、これもやっています。
これは気功体操のようなもので、動き自体はラジオ体操よりカンタンかもしれません。まっすぐ立って、頭のてっぺんから尾てい骨までを軸に、でんでん太鼓のように体を左右に振るだけです(全部で7種類くらいあるうちの1つの動作です)。このときわき腹にそえた左右のヒジを90度くらいに曲げて、手の平を天に向け、足はかかとだけで立ちます。タタミ半畳あれば誰にでもできます。ムリなく、自分のエネルギーを整えることができます。
もともと家でときどきやっていたのですが、教えてくれた先生から、「一度とても疲れたとき、試しに練気を10分ほどやったら回復できた」と体験談を聞かされたのがきっかけで、職場でもやるようになりました。ただし、直接見られるのは恥ずかしいから、誰もいないときにね。
初めて試したとき、自分のなかでよどんでいた疲れが、最初の数秒でスーッと抜けていくのがわかりました。すごいものだ、と感心しました。
職場によっては休憩室に防犯カメラが回っているところもあって、人に見られるかもしれないのですが、気持ちいいので気にせずやってます。いいことを身につけられたと、感謝しています。
神さま、仏さま、今日の気づきを、ありがとうございます。
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