人はもともと、他者とつながる「こころ」をもっています。日本人は昔から、「ムシの知らせ」とか「以心伝心」などの言葉にみられるように、このことに敏感な民族でした。
遠くはなれた人の暮らしや健康を気づかっていて、ある日、胸さわぎがするので電話してみたら病気になっていた、「ああ、ムシの知らせだったんだね」という会話は、日本人にとっては特別なものではありません。
明治維新のあと、近代科学の「モノ中心」の宇宙観が日本に侵入し、ことに敗戦後は嵐のように日本人の見方・感じ方を洗脳してきました。そんななかで、日本古来のこうした「ひとつながり」の感受性は、急速に殺戮されてきたように感じます。
しかし、遠くはなれている他者にレイキを流す「遠隔ヒーリング」を自分でやってみると、「ひとつながり」を実感できます。相手の体に手を当てていないのに、自分の手の平にヒビキがあがってくる。受けた人に聞くと、おなかが熱くなったとか、ゆったりとしてとてもくつろげたとか、痛みがやわらいだといった声が返ってきます。
レイキスクールでは、遠隔のときにはシンボル、マントラという道具をつかうよう教わるのですが、習熟すれば「落として(省略して)かまわない」と、開祖の臼井みかお氏は言ったそうです。
つまり、人間は道具などつかわなくても、遠くはなれた人とエネルギーでつながれる、ということです。現に、「シンボルとマントラの使い方を間違えていた間も、レイキはしっかり受け手に流れていたんだよね」という体験談を、レイキ仲間から聞いたことがあります。
人間のこころがもともと、ひろく人さまとつながっていることの証左ですね。
これは、ものすごい事実だと思いませんか?
逆に、「他人と心でつながれる訳ない」「人はみんなバラバラで、別々の存在じゃないか」と決めつけがちな人であっても、シンボルとマントラをつかえば、その強い思いこみをとりのぞき、人にレイキを送ることができます。
遠隔でも、対面での施術とおなじように、自分の手を当てたい相手の部位にレイキを流せます。同様に「ヒビキ」も感知でき、それにしたがった施術が可能です。ただし、対面のときより若干、効果はうすいといわれます。
それにしても、すごい道具だと思いませんか、レイキって。
もの静かなのに、モノ世界を超えたすごいヤツ!
まるで日本人みたいですね(また言っちゃった)。
神さま、仏さま、今日の気づきを、ありがとうございます。
神さま、仏さま、今日の気づきを、ありがとうございます。
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