体験しながら理解が深まってゆく「気の世界」

 レイキをまったく知らない人に施術やお話をするとき、当然「レイキって、なんですか?」と聞かれます。多くの人が、理屈で理解しようとします。私自身にもそういう傾向はあるでしょうし、現代人には無理もないことかもしれません。

 最初のころは、「レイキは、世の中に普遍的に存在する肯定的なエネルギーです。私の体がパイプになって、あなたの体にそのエネルギーが流れこんで、健康の維持増進がはかれるものです」などと答えていました。しかし、そんなふうにいくら説明しても、言葉ではなかなか納得してもらえません。とにかく自分で体験するのが一番です。

 誰でもアチューンメントさえ受ければ、その瞬間から、人やモノにレイキを流せるようになります。青葉マークの初心者ヒーラーでも、受け手から「手の平が熱いですね」といわれることもありえます。うつ伏せに寝ている人の背中に手当てしている最中に突然、上半身をひねり起こして私の手をみて、「手に電熱器でもつけてるみたいに熱いんですけど…」と不思議がったり、「ホントに手の平だけでこんなに熱いんですね」と感心する人も大勢います。

 また人によっては古傷などの「痛み」が浮かびあがる場合もあります(改善される過程の反応であり、そのまま手を当てつづければ痛みはなくなっていきます)。多くの人は、施術中は心身ともにくつろげて、熟睡してしまう人も少なくありません。

 そして施術者も、手の平に熱感、ピリピリ感、脈動などのヒビキを受けとります。

 人の体の一部に生身の手の平をやさしく添えるだけで、相手の感覚にこれだけの反応が起きるのです。レイキは「うさん臭い世界」などでなく、人はレイキを使うことで、「見えない世界」を体感できるのです。

  「レイキって、なんですか?」の答えを体験的に理解し、深めてゆくのは、受け手だけではありません。当の施術者も、そうした受け手の言葉、声の響き、表情、体の反応を目の当たりにして、人の役に立てている喜びを感じながら、答えを積み上げていけます。

レイキは物静かなたたずまいと裏腹に、大きな潜在能力をもった世界なんですね。やっぱり、レイキって、日本人みたいですね。

注:受け手の受ける感覚は「熱さ」だけではありません。こうした感覚がなくても、レイキは必要なところに流れてくれます。受け手のこの種の感覚は、施術の出来とはあまり関係ありません。施術者はヒビキを基準に、受け手の状況に気配り目配りしながら、施術をすすめていきます。

神さま、仏さま、今日の気づきを、ありがとうございます。

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