静かなのに激しい情熱、レイキって日本人みたい

 レイキを始めたころの職場には、8畳間のタタミの休憩室がありました。24時間営業なので、いつでも照明は落としてあって、だれでも横になって休めます。サウナ風呂やスーパー銭湯の仮眠室みたいなものです。

 アチューンメントをはじめて受けてから、職場では食事休憩の30分はここで寝ころんでレイキの自己ヒーリングをするのを習慣にしました。前に書いたように、だいたいは5~10分ですぐ眠ってしまいますが、何もしないよりマシどころか、おおきな効果のあがった、私にとって大切な経験です。

 その暗がりのなかで、顔をかくすように両手の平を当てて、なんでこんなにオレの手は熱いんだろう?なんでこんなに顔が熱くなるんだろう?と、毎日のように思いました。顔のまえに両手をかかげてしげしげと見つめ、なんでこんなに手が熱いんだろう?なんでこんなに顔が熱く感じるんだろう?ただ手を当ててるだけなのに、と。

 アチューンメントを受けてから1年間くらいは手がずーと熱くて、アチューンメント受ける前の手の平の「常温」の感じをまったく忘れてしまったくらいです。手が「常温」にもどったとき、「そうだよなあ、手の感じって、生まれてからずっとこうだったよなあ」と、妙な感覚を覚えたものです。

 あるとき、この部屋で20分間ほど自分にレイキを流して、全身に汗をかき、服をぬらしてしまったときのことは、忘れられません。いつもより時間が長く、その日の体調や気持ちもレイキの効果のでやすい状態だったのかもしれません。とにかくレイキのすさまじい効果に、自分でもア然としました。

 押したり揉んだりひねったりは、一切していない。ただ肌に手を「添えた」だけ。それでこれほどの変化が体に起きたということは、やはりレイキは「まやかし」でも「勘違い」でも、「プラシーボ」でも「自意識過剰」でもありません。あらためてそれを確認できたのです。

 なによりも、職場にもどろうと起きあがって土間へ向かった時点で、体のなかの「つっかえ」がなくなっているのに気づきました。体が軽くなった、という感覚を通りこして、まるで首から下を「新品」
と交換したかのように、スッキリしています。そのかわり、いつもと比べものにならない発汗量で、ワキの下の消臭液を入念に塗りなおしました。

 休憩室をでて階段を上るときにも、廊下を歩くときも、自分のこう動きたいという動きの方向を、さえぎるもの、ジャマするものが体のなかになーんにもない。このときのこの「空っぽ」の感覚は、一生忘れないでしょう。

 さて、一般の人に「レイキは宇宙に偏在する『気』です。『宇宙エネルギー』です」なんて説明しても、やはりわかりずらいでしょう。いまの日本人も外国人も、私たち現代人はふつう、目に見えないものをリクツで理解していることがあまりにも多い(日本人は精神世界への理解と親しみが先進国のなかではかなり高いほうでしょうが)。

 しかし、自分の体でこのようにレイキを実体験すれば、どんなに保守的なガンコ者でも、疑りぶかい「科学第一主義者」でも、レイキというエネルギーが本当に存在し、かなりの「いやし能力」があることを、認めざるをえないでしょう。

 あなたがレイキを未体験なら、一度でいいから施術を受けてみることをおすすめします。そして人に施術をしたいなら、アチューンメントを受けるだけで、それは可能です。

 レイキは手を添えるだけの、一見おだやかな施術です。「これ見よがし」の派手な動きはない(例外的に「さする」「軽く叩く」もありますが)。しかしその静かなたたずまいと裏腹に、やってくれる仕事は情熱的で丁寧です。底知れない潜在能力の大きさを感じさせます。

なんだか、日本人みたいですね、レイキって。

 神さま、仏さま、今日の気づきを、ありがとうございます。

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